はじめに

GoogleAppengine(以降、GAEと記述)はPython、またはJavaのWebアプリケーションを手軽に公開でき、稼働インスタンス数×時間が28時間までは無料で運用することができるサービスです。

特徴など詳細はここでは割愛しますが、同種のサービスのAmazon EC2などと比べても、圧倒的なコストパフォーマンスと立ち上げの簡単さが魅力です。2008年4月にPython版、翌2009年4月にJava版が公開され、まだプレビューリリースであるにも拘らず、最近ではPowered by GAEのWebサービスも珍しくなくなってきました。開発に関するノウハウも蓄積されてきており、”研究する”段階から”使う”段階へと来ています。

もし、まだGAEのアプリケーション開発を未経験で、

  • DB層は非RDBのBigTableっていう厄介なモノを使わなきゃいけないから…
  • その他にもいろいろと制限事項があるみたいだから…
  • あまり開発事例を聞かないし…

などと躊躇している方がいるならば、Slim3フレームワークで試してみませんか。

本ブログの初回は、入門編ということでSlim3を使ったGAE/Jのアプリケーション開発と、公開までの流れを紹介します。その中で、前述の不安を払拭しつつ、GAE with Slim3開発の簡単さ、テストの容易さ、そのスピード感を少しでも実感して頂ければ幸いです。

目次

Slim3で始める!GAE/JでWebアプリケーション開発では、大きく準備編と入門編を準備しています。
準備編では、主にSlim3の開発環境のセットアップ手順を、入門編では、BBSの作成を通じて実際の開発におけるポイントを説明しています。

まだ開発環境をお持ちでない方は準備編から、既に開発環境をお持ちの方は入門編からスタートしてください。

  1. 【準備編】Slim3で始める!GAE/JでWebアプリケーション開発
  2. 【入門編】Slim3で始める!GAE/JでWebアプリケーション開発 (第1回)
  3. 【入門編】Slim3で始める!GAE/JでWebアプリケーション開発 (第2回)
  4. 【入門編】Slim3で始める!GAE/JでWebアプリケーション開発 (第3回)