先日は暑気払いのために、社内メンバーでビアガーデンに行った時の写真です。
先週のブログでは、
・社会課題を解決する製品
・(社会課題の解決と両立する)バリューチェーンの競争力強化
・(社会課題の解決と両立する)事業展開地域での競争基盤強化
今回から数回にわたって、この3つの方向性それぞれ、
今回は、3つの方向性の中でもいちばん直球の、「
社会課題を解決する製品、と言われて、
「社会貢献」の要素が強いモノを想像するのではないでしょうか。
どんな製品が当てはまるか、ちょっと考えてみましょう。
・・・・・。
いきなり言われても、なかなか思いつかない?
それでは、突然ですが、3択クイズ形式で行きましょう。
以下の中から、CSVにおける「社会課題を解決する製品」
1)リサイクルペーパー
2)ハイブリッド車
3)ソーラーパネル
・・・・・皆さん、どれか1つ、これだと思うものを、
それでは正解を発表します。
いちばんCSVの「社会課題を解決する製品」に近いのは…
2)ハイブリッド車
です!!
どうでしょうか?皆さん、当たりましたか?
それでは、なぜハイブリッド車が、CSV的にいちばん「
理由はズバリ、「売れたから」です。
もう少し詳しく解説してみます。
まずハイブリッド車の仕組みは、
・ガソリンで動くエンジンと電気で動くモーターを同時に搭載し(
・発進時はモーターを、速度が出てからの動力はエンジンを、
というものです。
そして、この技術によって得られる最大の特徴は、
・消費するガソリンの量を抑えられる
というもの。
これによって、
・消費者:ガソリン代が節約できる
・地球温暖化問題:CO2排気量が抑えられる
・エネルギー問題:
という、様々なレイヤーでのメリットが生み出されます。
このメリットのおかげで、
「燃費よく走りたい=ガソリン代を少しでも安くしたい」
「世界的に心配されているガソリン消費量の増加を抑えたい」、「
このように、「社会に良い」という特徴と、「消費者に良い」
「節約できて地球にもやさしい!?」というイメージにつながり、
車という、長年同じ様な商品特徴の、
新たな市場を作り出したとまで言われています。
一方、クイズの他の選択肢である
1)リサイクルペーパー
3)ソーラーパネル
ですが、
これらの製品も、
リサイクルペーパーは、
ソーラーパネルは、クリーンエネルギーを生み出す、
しかし、これらの製品は、その社会的な意義が、
この点が、CSV的な意味での、「社会課題を解決する製品」
つまり、CSVの考え方に当てはまる「社会課題を解決する製品」
単に社会貢献をする事業なのではなく、
その製品が持つ社会課題の解決となっている要素が、
「新たな市場の開拓や創造」、ひいては「売上げへの貢献、
こういうモノでないとCSVに当てはまる、
もちろん、リサイクルペーパーやソーラーパネルも、
CSVにつながっていく要素を十分に備えていることを、
いかがでしょう。
CSVへの理解が、また一つ深まったのであれば幸いです。
社会課題を解決する製品は他にはどういったものが当てはまるのか
世の中には他にもそういった製品がたくさんあると思うので、
次回は、CSVにおける「バリューチェーンの競争力強化」