皆さんこんにちは、砂川です。

先日、自社研修として「第一回キャスレーAWS研修」を開催しました。

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AWS(Amazon Web Service)とは、

Amazon社が提供するクラウドサービスです。自由度の高いIaaSクラウドサービスは、世界シェアのトップを誇ります。

講師はCTOの田中が担当。私も参加したのですが、入門編として非常に勉強になりました。

今後もこういった取り組みを続け、キャスレー全体の技術力の底上げを目指していきたいですね。

さて、先週の出来事なので、少し古くて恐縮ですが、

今日はFacebookが21日に発表したニュースを取り上げてみたいと思います。

”全世界へのネット普及目指すプロジェクト、フェイスブックCEOが発表” – 2013年8月22日 AFP BBNews

このニュースによると、FacebookのCEOマークザッカーバーグは、Internet.orgというプロジェクトを立ち上げ、

発展途上国のネット利用コストを下げるなどの取り組みを行い、

世界中50億人にインターネット接続環境を提供する事を目指す、のだそうです。

Internet.orgの発表によると、

インターネットを利用できている人口は27億人と言われているそうで、

地球上の全人口70億人あまりに対し、まだ3分の2の人々はインターネットにアクセスできない状態にあるといえます。

これらの人々に、インターネットに接続できる環境を整えるため、

ノキアやサムスンなど世界各地の企業とパートナーとして力を合わせて、プロジェクトを進めていくそうです。

FacebookはSNSプラットフォーム提供者であり、なぜこのような利益に直結しない取り組みを主体的に行うのでしょうか

あくまで私個人の意見ですが、

ずばりこれは、CSVのひとつ、「事業展開地域の競争基盤強化」に当てはまる取り組みではないでしょうか。

Facebook単体のユーザー数に目を向けると、

現在Facebookの全世界での月間利用者数は、既に11億5千万人にも上っているそうですが、

地球上の全人口という規模で考えると、まだ6分の1残りの60億人近い地域=市場が眠っていると言えます。

Facebookの企業理念は、

「世界をよりオープンで、つながりある状態にするもの」

(Make the world more open and connected)だそうです。

この理念に沿って考えると、

プラットフォームですから、世界のどんなところでも、同じ様に利用できることが理想です。

しかし、そのプラットフォーム自体を世界中「どんなところでも」使ってもらうためには、

インフラが整っている先進国だけでなく、途上国と言われる地域も含めて、

あらゆるところで「つながる」状態になっていないと利用してもらえません。

また、Facebookのビジネスを現実的に考えても、ユーザー数増加は大変重要なファクターですから、そのためにも

「世界中でつながる」プラットフォームにする事は重要です。

この様に、理念としても、経営としても、

「世界」「つながる」ようにするということをを文字通り達成するのが必要になってくるわけです。

このためには、短期的には、プラットフォーム事業を進めるわけですが、

既にインターネット環境がある場所でのユーザー獲得は、いわばシェアを奪っていく作業。

かなりのユーザー数を獲得しているFacebookは、ある程度の割合をすでに取っている状態と言えます。

さらに新規のユーザーを、大規模な数で増やすには、既存の市場以外のところにも目を向けなければいけなくなります。

そこで、物理的にインターネットのインフラ整備がない、

まだそもそもインターネットがリーチしていない市場に目を向けたのだと思います。

国家・地域における人材や産業基盤の強化に欠かせない、ネット普及という貢献を行いながら、

同時に、自社が未開拓の地域へ競争基盤を構築する。

まさに社会的価値と利益を両立させる、CSV的な取り組みであると思います。

皆さんはいかが思われますでしょうか?

現在進行形の企業の取り組みを、CSVの観点から分析してみると、より理解が深まりますね。

今後も気になるニュースがあれば、取り上げてみたいと思います!