こんにちは、砂川です。

今週頭にブログなどで出演告知もしたのでご存知の方も
いらっしゃるかと思いますが、
先日、12月4日に、別所哲也さんナビゲートでおなじみの
J-WAVE TOKYO MORNING RADIOに電話出演させていただきました。

この番組では「暮らしを変えるグッドアイデア」と題して、
地球と私たちの生活をやさしく変えるグッドアイディアを紹介するコーナーがあります。

その中でgreenz.jpさんの記事を毎週水曜日に紹介しているそうなのですが、
今週はありがたいことに、ビジネスリサーチラボさんと行ったソーシャルデザインワークショップの記事
ご覧いただいたことがきっかけで、弊社のCSVに関する取り組みを紹介してみませんかとお声がけいただきました。

せっかくなので、当日話した内容を以下にご紹介したいと思います。

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別所さん:
12/1から学生の就職活動が本格的にスタートしているわけですが、会社で働くというとどんなイメージを持つでしょうか。会社とは出資されたお金を元に、元金にして事業を起こす、利益を追求する手段のこと。しかし、現代ではこういった利益集団、ここで言う利益というものはお金だけを指すものではなくなって来ました。会社のミッションとして金銭的な利益の最大化はもちろんですが、企業活動を通じて社会問題を目指す企業が今増えているのです。このソーシャルデザインな考え方をCSV(Creating Shared Value:共益価値創造)と呼ぶのだそうです。今朝は自社のITビジネスにこのCSV、共益価値創造の考え方を取り入れている、キャスレーコンサルティング株式会社代表取締役の砂川和雅さんにお話を伺いましょう。砂川さん、おはようございます。

砂川:
別所さん、おはようございます。

別所さん:
おはようございます。よろしくお願いします。

砂川:
はい、よろしくお願いします。

別所さん:
キャスレーコンサルティングではCSVを企業活動に取り入れるために、社外の有識者、そして学生も巻き込んだワークショップを開催されているそうですね?

砂川:
はい、東京大学から講師を招きまして、全3回・半年くらいの期間をかけて、弊社の社員、それから大学生や、日本・外資系の著名な企業の方々を交えてワークショップを開催させていただきました。 今まで私達の社会一般では、企業を評価する方法というのは、「いかにお金を稼いだか」という金銭的な尺度ばかりが着目されていたと思いますが、これからの企業評価というのは、「いかにお金を稼いで社会に貢献したか」というところが尺度になると考えております。CSVでは、「利益が出たから社会貢献します」という形の企業ボランティアとかCSR(企業の社会的責任)とは違って、「利益を出す過程そのものが社会貢献になる」という考え方で、これまで誰もやったことのない新しいビジネスモデルや新しいサービスを創る必要がありました。それには、社内で閉じこもることなく、広く色んな知識や価値観を持った方の話を聴く必要があると考え、あえて社外からもたくさんのゲストに参加してもらう形のワークショップを開催させていただきました。

別所さん:
社外の人と共同で作業することで見えて来たことはなんでしょう?

砂川:
私達の会社はIT企業ですが、ITとは関係ない分野、例えばゴミ問題とか高齢化問題、教育問題とかもITを使って解決するアイデアが次々に生まれました。社内だけではこれらの社会問題に対する知識のあるメンバーもおらず、ちょっとしたITで解決できるとは全く気付きもしなかったので、非常に大きな発見がありました。

別所さん:
こういうワークショップを重ねて具体的にどんなCSV(共益価値創造)というのを実現出来てますか?

砂川:
代表的なものとしては、「ボランティアのマッチングサイト」というのがございます。弊社は東日本大震災後すぐに、都道府県災害ボランティアセンターというボランティアのマッチングサイトを立ち上げたのですが、そのサイトでは瓦礫撤去とか医療とか必要なボランティアの情報に対して、現地の宿泊施設とか飲食店の方が自分の店を宣伝できるような仕組みを入れております。例えば瓦礫撤去に来ていただいた方に1泊2,000円引きで宿泊できるクーポンを付けたりとか、食事が500円割引になるといった特典を付けたり、ボランティアを呼びつつ、現地の商店の復興を助けられるような仕組みというのをつくっております。

別所さん:
今後のCSVという企業の動きが広がって行くためには何が必要でしょうか?

砂川:
まずCSVという理念自体が知られていないので、「利益だけではなく社会にも貢献している企業を応援した方がみんなハッピーになるのだ」という人を増やすことが必要だと思っております。そういう人がたくさん増えれば、企業のビジネスの仕方自体も変わり、大きく言えば社会全体が変わっていくと思います。我々キャスレーコンサルティングは自分達が率先してCSVのビジネスを作っていくことで社員、お客様、社会全体でファンになっていただいて他の企業や国全体に影響を与えるような企業になっていきたいと考えております。

別所さん:
CSVのどういう尺度でどれ位の価値をどれ位生み出しているかを推し量るような計測するシステムが必要になるのかもしれないですね。

砂川:
そうですね、そういった取り組みも今後必要になってくると考えております。

別所さん:
砂川さん、どうもありがとうございました。

砂川:
こちらこそ、どうもありがとうございました。

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当日は人生初のラジオ出演ということで非常に緊張しましたが、
少しでも多くの方に、CSVという考え方に触れていただければと思い、頑張ってお話をしました。

キャスレーコンサルティングはCSVを通して、社会全体にファンになっていただき、
他の企業や国全体に影響を与えるような企業になっていきたいと本気で考えております。

このラジオをきっかけに、弊社の取り組みに限らず、
CSVという考え方や、企業活動と社会価値の結びつきといったことついて、
少しでも面白いな、と思ったり、やってみようかなと感じてくれる方が増えていたら、幸いです。