こんにちは、砂川です。

突然ですが、皆さん「サステナビリティ」という言葉を聞いたことはありますか?

今日はこの考え方をご紹介したいと思います。

持続可能性、という意味の英語「sustainability」のカタカナ語がそのまま定着したもので、
もともと環境保護などの文脈で出た言葉で、
資源などを消費し尽くさずに開発できないか、といった観点で使われ始めました。

しかし、近年は企業経営の視点でも使われる様になり、
「企業が事業を通じて利益を上げることが長期的に可能かどうか」を指す言葉としても使われています。

これは単に売上げを上げるという儲けの側面だけでなく、
事業を通じて環境を破壊してしまっては事業は続けられませんし、
社会へ悪影響のある事業や、自社の従業員が疲弊するような経営体質であっても継続が難しいでしょう。

こういった面も含めて、総合的に事業が継続できそうか、
ということで「サステナビリティ」という言葉が使われる様になりました。

さて、ここまでご説明すると、カンの良い方はだいたいお分かりになって来ると思いますが、
CSVという考え方と、このサステナビリティという観点はとても近いというか、
密接に関わっているものなのです。

例えば、キャスレー社はエンジニアが働きやすい社内制度や環境を整えることを第一義として経営しています。

人材が経営の根幹をなす開発事業なので、当然といえば当然なのですが、
これをCSV的観点で言えば、顧客への提供価値と従業員の提供価値を向上させることで、
自社の経営も向上するということになります。

・対顧客価値:「エンジニアがスキルアップできたり、より良いアウトプットができれば顧客への提供価値が上がる」

・対従業員:「働きやすい環境で、より長く勤められる、スキルも上昇する」

・自社へのリターン:「顧客満足度が上がって売上げも良くなる、エンジニアのスキルも上がって納品品質も上がる」

これを、サステナビリティの観点で言い換えるとすれば、
「社員が持続的に働きたいと思う環境、経営体質を作ることによって、安定的な納品体制を整え、
将来にわたって長期的な経営を可能とする」、ということになるかと思います。

昨今、ブラック企業という言葉が世の中を賑わせていますが、
従業員の長時間労働が常態化している様な環境では、短期的には作業量を増やせても、
すぐに体を壊したり疲れてしまうことは目に見えているでしょう。

上記の例は、弊社のCSVの考え方の、社内的な面だけを大変簡素化した説明となっていますが、
実際にCSV・サステナビリティを実行する上では、
対社外、つまり社会課題に対してどういった価値提供をしていくか、についても考えていく必要がありますね。

これまでも様々な事例を紹介してきましたので、何となくイメージしていただけるかと思います。

こんな訳で、CSVを考える上ではサステナビリティは大変重要な観点です。

引き続きCSVの事例を紹介する中で、サステナビリティな事例も合わせてご紹介していきます。