こんにちは。
SI部の秋葉です。
これから、OracleDBを管理するために必要な知識を書いていこうかと思います。

第一回目の今回は、以下について説明いたします。
・DBAのタスク
・Oracleが提供するツール
・RDB
・表領域

DBAとは

データベース管理者のことです。

Oracleデータベースを管理するには、
Oracleの仕組みを理解し、Oracleが提供するコマンドやツールに関する知識を身につける必要があります。

DBAのタスク

データベース管理者の主な仕事には、次のようなものがあります。

1.Oracleソフトウェアのインストール
2.データベースの作成と領域の管理
(表領域の作成、空き領域の管理など)
3.データベースのバックアップ
4.データベースユーザーの登録とセキュリティ管理
5.データベースオブジェクト(表、索引など)の作成/再編成
6.データベース障害からのリカバリ
7.データベースパフォーマンスの監視

Oracle提供のツール

Oracleデータベースの管理を行う上で、
次のようなツールが提供され、使うための知識が求められます。

・Oracle Universal Installer
Oracleソフトウェアとオプションをインストールします。

Database Configuration Assistant
テンプレートからデータベースを作成するツールです。

 ・DatabaseUpgrade Assistant
旧バージョンのデータベースから、新しいOracleへアップグレードします。

 ・Oracle Net Manager
Oracle Net構成ファイル(listener.ora,tnsnames.ora,sqlnet.ora)の作成、編集を行います。

 ・Oracle Enterprise Manager
グラフィカルコンソール、各種アドバイザやユーティリティ等のツールを組み合わせて、Oracle製品の管理のための包括的な統合システムを提供します。

 ・Recovery Manager
データベース全体または、データベースファイルバックアップ、
リストアおよびリカバリのニーズに対応する機能を提供します。

・Data Pump
一つのDBから別のDBへデータを高速転送します。

・SQL*Loader
外部ファイルからOracleDBにデータをロードします。

リレーショナルデータベース(RDB)

Oracleデータベースは、2次元の表形式でデータを表現します。

RDBとは、IBM研究員E.F.Coddが発表した論文を基にしたデータベースの概念です。

以下のような表です。
・データは2次元の表として格納される。
・表の構成要素は、「行」と「列」である。
・表内の各行は、「主キー」により一意に識別できる。
・主キーは、一つの列、または列の組み合わせからなり、表に一つだけ存在する。
・主キーの値は、一意でなければならない。
・「外部キー」は、他の行をまたは、自分の表の行と値を対応付けるもので、主キーまたは、一意キーの値を参照する。
・「外部キー」は、「主キー」または、「一意キー」を参照する。
・主キーは、NULL値は禁止、外部キーはNULL値でも構わない。

RDB

表領域とは

表にデータを格納する時、実際にそれをどこか物理的な場所に格納しなければなりません。
Oracleの表は、OS上のファイルの中に格納され、
そこで管理されます。この表が格納されているファイルを「データファイル」といいます。
データファイルには、表だけでなく、「索引(INDEX)」なども格納されます。
通常、DBを利用する際には、OS上のデータファイルを直接意識する必要はありません。
Oracleは、表領域という論理的な単位を用いて、OS上のファイルを扱います。

表領域は、Windows OS上で作成するフォルダに似た概念です。
格納するファイルや目的に合わせて、管理しやすいフォルダを作成すると思います。
表領域もそれに似て、表の種類や、目的に合わせて表領域を作成し、表を入れます。

表領域

SYSTEM表領域
DBに関する管理情報が入ったデータディクショナリ表が含まれます。
データ・ディクショナリとは、データベースに関する情報を提供する読取り専用の表。(ALL_TAB_COLUMNS等の表)

SYSAUX表領域
SYSTEM表領域の補助表領域で、旧リリースにおいて、SYSTEM表領域を使用していたいくつかのコンポーネント製品の表が含まれています。
Database の安定稼働に重要なSYSTEM表領域を、他の処理から分離することを目的にしている。

UNDO表領域
UNDOセグメントが含まれます。
UNDOとは、簡潔にいうとコミットされる前のトランザクションの処理レコード。
データベースの変更をロールバックまたは取り消すために使用する情報です。

以下の場合に使用します。
ROLLBACK文を発行したときのトランザクションのロールバック
データベースのリカバリ
読込み一貫性の提供
Oracleフラッシュバック問合せを使用した過去のある時点のデータの分析
Oracleのフラッシュバック機能を使用した論理的な破損のリカバリ

TEMP表領域
セッションの継続時間のみ存続する一時データが含まれます。
データを並び替える場合に使用します。

EXAMPLE表領域
サンプルスキーマが含まれます。
DBCA でデータベースを作成するときに、オプション指定で作成しないこともできます。

USERS表領域
非システムユーザー(ユーザー自身が作成するDBアカウント)によって作成されるすべてのオブジェクトのデフォルト表領域です。
DBCA のデフォルト設定でDBを作成すると USERS 表領域が作成されます。

ユーザー作成時には USERS 表領域がデフォルトに設定されるが、自分で作成した表領域を設定するほうが望ましいです。

終わりに

今回の記述は以上です。

DBAのタスク、Oracleの提供ツール、表領域について説明させていただきました。

表領域については、今回は表面上の説明ですので、いずれ掘り下げて説明いたします。