こんにちは、キャスレーコンサルティングSI部の清水です。

前回の導入編に引き続き、今回は応用編ということでSeleniumついて説明していきたいと思います。

ひとまず疑問等を置いて導入編を説明させていただきましたが、今回はその辺も触れたいと思います。

まず自動実行する利点は以下の点が挙げられます。
・同じ試験をすぐに実行できる
一度作成したWEB画面において、保守運用フェーズでサーバー側のビジネスロジックを修正することは良くあることだと思います。
この場合、WEB画面の構成が変わってないことは多々あると思いますが、そういった場面で一度試験を作っておくとすぐに再試験を行えます。

・自動実行方法を周知できていれば試験実施者に依存しない結果が得られる
手動で試験を行うと実施者の主観が入ってしまう為、試験作成者の意図とはそぐわない試験を実施されてしまうことがあります。
少なくとも実施方法に関しては自動で行われるので誰が行っても均一な結果になります。

・人手がかからなくなる
自動で行う為、手動実施するより消化量と消化速度は早くなります。

補足として、上記のような条件でない場合は自動化しても得られる恩恵が少ないことも留意すべき点になります。

さて次に実際に導入したSeleniumの機能を説明したいと思います。
※以降の記事は前回の内容を実施した上での想定で書いております。

テストケースを作成して再度実行する流れを以下に記載します。
今回は弊社のホームページを例にします。

SeleniumIDEの起動

FireFoxを起動する

メニューバー>ツール>Selenium IDEを選択

※メニューバーが出ていない場合は以下の操作で出現します

テストケースの記録

Seleniumの画面でテストが記録できることを確認

FireFoxで弊社ホームページTOPから技術ブログへ移動しカテゴリでRuby on Railsを押下します。

Seleniumの画面で赤い○を押して記録を止めます。

画面中央に操作が記憶されているのが分かると思います。

Selenium画面のファイル>テストケースに名前をつけて保存を選んでテストケースを保存します。

Selenium IDE 画面説明

テストケースが保存できたところでSelenium画面の説明をします。

①Base URL:自動操作の開始となるURLです。
②Fast_Slow:自動実行スピードになります。Fastにすると最速で実施しますが画面表示等に時間がかかると以降正しい試験が行えない場合があります。
③テストスイート全体実行:ボタン押下でテストケースを複数集めたもの(現在画面に表示しているテストケース一覧)を上から順番に試験します。
④現在のテストケースを実行:ボタン押下で現在選択しているテストケースを実行します。
⑤一時停止/再開:自動試験実施中にボタン押下で一時停止します。
⑥1ステップ実行:画面中央に表示している試験内容を1行実施します。
⑦Apply rollup rules:Seleniumのコマンドの繰り返しを1つのアクションにまとめます。
⑧テストケース:テストケース名押下で対象のテストケースを表示します。
⑨テーブル/ソース:テストケースの内容です。テーブルタブはコマンドと対象と値で1操作ごとに行表示です。ソースはhtmlベースの表示です。

以降もパーツはありますが主要なパーツの説明にとどまらせていただきます。
操作に戻ります。

テストケースの実施

Selenium画面のファイル>テストケースを開くを選び先ほど保存したテストケースを開きます。

現在のテストケースボタンを実行ボタンを押下する。

すると先ほど自分で操作した画面遷移が自動で行われます。

Selenium IDEの画面では異常なく実行されるとテストケースとコマンドが薄いグリーン色になります。

操作の説明は以上になります。

いかがでしたでしょうか。
今回は簡単な操作になりますが、応用としては一時停止させてデバッグ機能として利用したり
アサーションを連携して各レスポンスを評価して試験から評価までを自動化することも可能です。

ご一読頂き有り難うございました。