はじめに
入門編に入る前の準備手順をまとめました。GoogleAppengine for JavaのドキュメントとSlim3のドキュメントに記載されていることがほとんどですが、それに加えて筆者の経験から得たTipsも紹介します。
前提
- Java 6.0(または5.0)がインストールされていること
※GAEのプロダクション環境(本番環境)はJava6.0です。可能であれば6.0をインストールするのが無難です。
今回の内容
GAE for Java開発環境の準備とSlim3プロジェクトの作成方法
- Eclipseのインストール
- Google Plugins for Eclipseのインストール
- Slim3のブランクプロジェクト(slim3-blank)のインポート
- プロジェクトの初期設定
Eclipseのインストール
GAE for Javaの開発にはEclipse用のプラグインが公開されています。Eclipseのバージョンは3.3、3.4、3.5をサポートしています。
上記のバージョンのEclipseを持っていない場合は以下からダウンロードして下さい。
特にこだわりがなければ「Eclipse Galileo(3.5) IDE for Java EE Developers」をダウンロードして下さい。
Google Plugins for Eclipseのインストール
Eclipseのソフトウェアインストールからインストールします。
1.ツールバーより”Help > Install new Software…”をクリックします。
2.”Work with :”に Google Plugins for Eclipse のダウンロードURLを記述し、Addボタンを押下します。Eclipseのバージョン毎にプラグインのダウンロードURLが違う点に注意して下さい。
Eclipseのバージョン | プラグインのダウンロードURL |
Eclipse Europa(3.3) | http://dl.google.com/eclipse/plugin/3.3 |
Eclipse Ganymede(3.4) | http://dl.google.com/eclipse/plugin/3.4 |
Eclipse Galileo(3.5) | http://dl.google.com/eclipse/plugin/3.5 |
3.”Name”に 「Google Plugin for Java」と記入してOKボタンを押下します。
4.中央の一覧にPlugin、SDKsが表示されたら、全てにチェックしてNextボタンを押下します。
5.後は画面の指示に従ってインストールを完了して下さい。Eclipseの再起動後に以下のツールバーが表示されていれば成功です。
Slim3ブランクプロジェクトのインポート
slim3にはブランクプロジェクトが用意されています。これを使うことで簡単にslim3を適用したGAE/Jのプロジェクトを作成できます。
1.ブランクプロジェクトのダウンロード
以下から最新の”slim3-blank-x.x.x.zip”をダウンロードします。
http://code.google.com/p/slim3/downloads/list
2.zipの展開&ワークスペースへの配置
ダウンロードしたzipを解凍してできた slim3-blank を、フォルダごとeclipseのワークスペースに配置します。(以下のイメージは”D:\gae_blog\workspace”がeclipseのワークスペースの場合)
3.ブランクプロジェクトのインポート
ワークスペースに配置した slim3-blank をインポートします。
Eclipseを起動し、ツールバーの”File > Import”をクリックします。
“General > Existing Projects into Workspace”を選択しNextボタンを押します。
“Browse”ボタンをクリックしてワークスペースに配置した”slim3-blank”を選択してFinishボタンを押します。(下のイメージは「D:\gae_blog\workspace」がワークスペースの場合)
次回は初期設定を行います。