「子供を育てながら、働くってどれくらい大変なの?」
みなさん、こんなことを聞かれてどれくらい具体的にイメージできますか?
現在、子育て中の人や、子育てを経験した人はいろいろ思い浮かぶと思います。
しかし、子育てをしたことがない人は正直イメージがつかないと思います。
僕もそんな感じでした。
今回は、新規事業の開発・推進を行うCSVBD事業部に所属している小野寺が、
ダイバーシティや新規事業開発の観点から、子育てをする当事者と共通した体験をする事で
当事者に寄り添い・理解することを目的に、子育て体験をレポートしていきます!
家族シミュレーションってなに?
家族シミュレーションは、認定NPO法人びーのびーのが運営している、子育てを体験できるプログラムです。
参加企業の社員が実際に子育てをしている家庭に訪問し、子育てのリアルな話を聞いてみたり、保育園に子供を迎えに行き、子育てを体験をします。
そういった体験を通して、共働きをしながら子育てすること、仕事と子育てを両立するイメージづくりにつなげていきます。
→*詳しくは、運営サイトから
- 働きながら子供を育てることって本当にできるの?
- 子育ては大変ってきくけど、具体的に何が大変なの?
- 子育てと仕事を両立していくために、まわりができること、事前にできることはあるの?
そんなことを思いながら、今回参加してみました!!
僕が参加したプログラムは、以下のようになっています。
ⅰ事前説明&オリエンテーション ⅱ子育て体験①実際の子育て家族と交流&子育て体験 ⅲ子育て体験②仕事後の保育園での子どもお迎え体験 ⅳ子育て体験③子育て家族のお家訪問&家庭での子育て体験 ⅴ体験後の振り返り *プログラムは、忙しい人むけに短期で参加できるパターンも用意されています。 |
実際の活動をまとめながら、レポートしていきます!!
事前説明&オリエンテーション
びーのびーのが運営している子供広場にて、事前オリエンテーションを受けてきました。
当日は、保育士の方から「子供への接し方」の説明があり、
「働くことを支えるライフスタイルづくり」を考えるワークショップを行いました。
「あれこれ考える前に、まずは体験してみろ!」ということで
実際に、びーのびーのに遊びにきているお子さんを抱っこさせていただきました!
普段、なかなか抱っこする機会もないので、貴重な体験になりました!!
*オリエンテーション中に、子供が影絵をつくって遊ぶ一面も、、自由です(笑)
「働くことを支えるライフスタイルづくり」というワークショップでは、
「月曜日、共働き夫婦の子供が体調が悪くなったときにどうやって切り抜けるか」
というテーマで意見交換を行いました。
しかも、「どちらかが水曜日から出張」という前提で…
親を召喚したり、病児保育を頼んだりする人がほとんどでしたが、
「正直、夫婦だけで切り抜けるのは難しい!」
1週間をやりくりするのは大変でした。
(世の中のパパ・ママはすごいですよね。)
また、親が遠方に住んでいる場合は、親に頼ることもできないので必ず夫婦のどちらかが休む必要が出てきます。
それに会社の制度により、限られた選択しか取ることができないケースもあると思うので、パートナー間の事前の話し合いが重要だなと感じました。
子育て体験①②③
1グループ2人に分かれて、実際に子育て中のご家庭に訪問しました!
ご家庭への訪問は、1回/2回/3回の3パターンに分かれています。
せっかくなので、3回訪問するパターンを経験させていただきました。
3回とも、びーのびーのの方も同行してくれるので、緊張しながらも安心できました!
当日は、子供と一緒になって遊んだり、買い物に行ったほか、子育て中のお母さんから共働きや、子育てのリアルなお話を聞くことが出来ました!
買い物中は子供達があっちこっちに走っていったり、家ではずっと元気に遊び回っていたため、子育てって思ったよりすごく大変!
さらに、怪我をしないか不安を感じる場面も多く、気が休まりません!
料理をしているときにかけてきたり、道を歩いていてどんどん先に走っていってしまったり・・・
「子どもたちを毎日育てているパパ・ママはすごい!」と実感させられました。
ただ、訪問させていただいたご家庭のお母さんが
「大変なこともあるけど、それ以上に楽しいことがたくさんある」
とお話していたのを聞いて、子育ての楽しさも垣間見えた気がします。
初回の訪問から次の訪問まで、数か月くらい期間が空くこともあったので
「たった数ヶ月でも、どんどん成長していく子供達をみると楽しい!」
と、楽しさとやりがいを感じることもできました。
最後には、みんなで集合写真!
訪問させていただいたご家族のみなさん、びーのびーの皆さま、ありがとうございました!!
体験後の振り返り
後日、参加者で振り返りを実施しました。
参加者が各家庭で体験したこと、印象に残ったことなどを共有しながら、今後の子育てをもっとやりやすくする方法を考えて、グループごとに発表しました!
ワークでも積極的に発言するキャスレーメンバー!
「子育て世代をサポートするために自分たちができること」といったテーマの発表では、
- 自分ができることは率先して行うことで、パパ・ママのお迎えの協力体制を築く
- 夕方にお仕事をお願いしない&情報共有の徹底
- 同期や部下のサポートだけではなく、上司も子育て体験に巻き込み、共働き家庭のための制度を整える
といった意見がでました。
最後は、無事に家族シミュレーション修了証をもらえました!!
共働き子育ては、やったことがある人にしか分からないからこそ体験が大事!
家族シミュレーションを通して、実際に子育てをしながら働くことがいかに大変か。
周りのサポートがいかに必要かがわかりました。
また、周りの協力だけでは解決しない問題もあり、会社の制度面から子育てしやすい環境がパパ・ママには必要だと感じました。
制度を作る側の人達も子育てを実際にやってみて、子育てしやすい制度づくりができればとよいなと思います。
家族シミュレーションに興味のある方は、是非今後の活動にこちらから参加してみてはいかがでしょうか!