キャスレーコンサルティング株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:砂川和雅、以下弊社)は、
画像処理技術の専門誌「画像ラボ 2019年10月号」の「話題の製品と技術」において
弊社研究員の西形が研究開発を進める、画像鮮鋭化技術「新型デコンボリューション法」が
掲載されたことをお知らせします。

■掲載ページ
P.38~41 話題の製品と技術
 「未来を切り開く二つの新型デコンボリューションの発明と展望」

<新型デコンボリューションについて>
■デジタル光学系においては、伝搬時の光の波動性に起因する
回折現象により、撮像された画像にぼやけが生じることが知られています。

これらの回折現象を改善する技術として「デコンボリューション法」が用いられますが、
理論上、回折限界の分解能と比較して2倍が改善限界でした。

また、処理速度においても、代表的な従来技術であるWienerフィルタのピクセルレートは
275kpx/s※1であり、リアルタイム処理は不可能でした。

■弊社が開発した「新型デコンボリューション法」は、積分幾何的を用いた全く新しい
純粋数学的なアプローチから【①分解能に特化した手法】、【②処理速度に特化した手法】の
2種類の手法の発明に成功し、このたびの「画像ラボ 2019年10月号」への掲載に至りました。

【①分解能に特化した手法】
 回折限界の分解能と比較して約10倍の改善に成功※2
 ブラインドデコンボリューションにより未知のPSF(様々なレンズ特性)にも対応

【②処理速度に特化した手法】
 ピクセルレート197Mpx/sを達成※1
 従来不可能であったリアルタイム(動画等)処理に対応

 ※1 Corei7-6700K 4.00GHz CPUでの実行結果
 ※2 点像分解の理論実験での結果

■これらの成功は、回折が生じる撮像条件におけるぼやけの改善(画像の鮮鋭化)や、
高速に判定を行う必要のある撮像条件などに画期的な効果をもたらします。

「画像ラボ 2019年10月号」では、弊社が開発した「新型デコンボリューション法」について
数学的な理論背景を説明するとともに、実証データと新分野の用途に関する将来展望を
記載しております。

なお、本技術に関しては、国内最大・最先端のマシンビジョンが集う展示会である
「国際画像機器展2019」で展示発表を行うほか、展示会場での「国際画像セミナー」において
発明者の西形本人による研究発表を実施します。

当発表では、産業用カメラ分野の先進企業であるAIC-VISION社と共同し、新技術の応用可能性として
Phantomハイスピードカメラとの技術融合についても発表を行う予定です。

■「国際画像機器展2019」および「国際画像セミナー」について

会期:
 2019年12月4日(水)~6日(金) 10:00~17:00
会場:
 パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1-1-1)  展示ホールD

同時開催
 国際画像セミナー
 ビジュアルメディアExpo2019
 ViEW2019 ビジョン技術の実利用ワークショップ
 第29回三次元工学シンポジウム
公式Webサイト:
 国内最大・最先端のマシンビジョンが集う展示会「国際画像機器展2019」
 https://www.adcom-media.co.jp/ite/

<西形発表パート>
日時:
 12月4日(水)14:10~15:00
場所:
 国際画像セミナー(パシフィコ横浜) セミナールーム
講演テーマ:
 画像鮮鋭化技術
 (積分幾何学を用いたデコンボリューション法)と
 Phantomハイスピードカメラの融合で
 新たなマシンビジョンアプリケーションを。
登壇者(敬称略):
 キャスレーコンサルティング株式会社 西形 淳
 Vision Research Dan Hafen
 AIC-VISION株式会社 吉川 茂男
詳細:
 セミナーご案内(PDF)
 https://www.adcom-media.co.jp/ite/seminar/

■Vision Researchについて
アメリカ合衆国ニュー・ジャージー州を拠点に置く、
世界トップシェアクラスのハイスピードカメラを製造するグローバル企業。
Phantomブランドは、工業製品開発、自動車、科学研究など、幅広い分野で使用されている。
https://www.phantomhighspeed.com/

■AIC-VISION株式会社について
マシンビジョンシステムやセンシングテクノロジー分野において、
必要不可欠、かつ最先端のコンポーネンツや技術・サービスを提供する先進企業。
製造業、食品、飲料、医療機器、医薬品、ライフサイエンス、航空、宇宙産業など、
幅広い分野での実績を保有する。
http://aic-vision.com/

■技術に関する連絡先
キャスレーコンサルティング株式会社
CSVBD事業部 BD部
主任研究員 西形(にしがた)
jun.nishigata@casleyconsulting.co.jp

■本リリースに関する連絡先
キャスレーコンサルティング株式会社
コーポレートセンター コーポレートブランドチーム
CSV/CSR推進室 広報担当:前田
info@casleyconsulting.co.jp
〒150‒6031
東京都渋谷区恵比寿 4‒20‒3 恵比寿ガーデンプレイスタワー31階
TEL: 03‒6409‒6363 FAX: 03‒6409‒6364